和歌山ボードゲーム遊戯会

和歌山県紀の川市粉河駅すぐそばにある古民家 山﨑邸。
そのスペースをお借りしてボードゲームで楽しむ、 月1開催のボードゲーム会です。
年齢性別人数問わずにぎわっております(^^)

まだボードゲームが浸透していなかった頃に、もっと多くの方と遊びたいという思いから、和歌山ボードゲーム遊戯会は産声を上げました。
当初は運営の3人だけという寂しいこともありましたが、現在はご家族やお仕事仲間、お友だち連れと、年齢も性別も関係なくお越しくださり、静かな粉河の町の一角で賑やかにボードゲームがプレイされております。

8月20日、第19回和歌山ボードゲーム遊戯会が催されました。

スターティングゲームは、白浜からお越しのNさんによる「ごいた」のレクチャーから。

ごいたとは、石川県能登町宇出津(うしつ)地区にて、百年ほど前から遊ばれ続けている伝統ゲームだそうです。
駒は将棋に似ていますが、裏面は書かれていません。

4人対戦で、2人対2人で戦います。
ルールは、
まず駒を各自8枚裏向きのものを取り、手持ちにします。

相手の攻め駒に対して同じ駒なら受けることができます。
そしてこちらは相手が受けづらい駒を選択し、出すわけです。

こう書きますと至ってシンプルですが、ペア戦であることを忘れてはいけません。
つまりパートナーが何を持っているか、自分の駒を出すことで有利に運ぶことを意識するわけですが、いやはや初心者にはそんな高度なことはなかなかできません(^^;
ある程度セオリーがあるらしいですが。

2戦目は筆者は抜けて、別卓へ。
そこでは「コンプレット」をおこないました。
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スタート時点では各プレイヤーが持つ木製タイルはすべて伏せられています。
その裏には1~100までの数字が書かれていて、目指すのは手持ちタイルを左から右へ昇順に並べすべて表向きにすれば勝ちとなります。

始めの数ターンは中央のタイルを手持ちタイル列に加えるだけですが、22個になってからは、自分の裏向きタイルと交換しなければ加えることはできません。
交換は手持ちの裏向きタイル1個を取り、取ったところに入れます。

それを繰り返すだけなのですが、なかなか難しい。
一度表向きになったタイルは取り除けないので、数がそろい始めると詰め詰めになって新たに加えられない事態も発生します(その場合、表向きのまま中央に返す)。
また、加えたタイルと手持ちが連番となったときは、もう一手番おこなえるのですが、すでに埋まっていたりして簡単に狙うことができません。
それでも筆者以外の皆さんはわりかしそろえ、ずっと俺のターンしちゃってましたが。

そしてもう1つのルールとして、タイルを手に入れる代わりに、手持ちタイルの一部を別の場所に移動させることもできます。
それにより、すでに中央で表向きになっているタイルの予約が可能になるわけです。
つまり、それをおこなうことで、他の方がそのあとに同じタイルを手に入れようと移動させても自分の方が手番が早いために確実に取れるということ。

そういうのを繰り返してゆくわけですが、筆者の前の手番のHさんが、筆者の欲しいタイルをどんどん取ってゆかれるorz
後手後手に回り、結局2戦したものの、すべてHさんが勝利をもぎ取っていかれました。

シンプルながらに白熱するゲームです。

お次は「ひも電」というこんなアイディアがあったのかというゲーム。
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ひも電は、駅舎タイルを山札から引いて、自分の線路であるひもで繋いでゆき勝利点を稼いでいくものです。
まさかこんなメカニクスがあったのかと思わず感心。
相手の線路をまたいだら失点があるので皆さん慎重に線路を拡張してゆきます。

ですが、筆者は山と川を他のプレイヤーと挟んだ場所にいるので、悠々自適に線路を拡張できました。
最終的にそういうアドバンテージもありつつ、1本ある長いひもで大量リードし、勝利を収めることができました。

これは10年前ぐらい前の同人ゲームだそうですが、よく出来ていると思います。

お次は「8分帝国 - 伝説」。
写真を撮るのを忘れますた……。

これは4つのボードに描かれた島の支配を目指すというもの。
それぞれ初期資金と軍隊駒を貰いスタート。

島はいくつかのエリアに分かれているのですが、そのエリアに対して影響を与えるには場札を購入しなければなりません。
場札には色々効果があり、購入すればすぐに発動します。

場札は左から右へと高額になり、1枚取られたら左へとずれ、補充されます。
つまり、最初は高くても、待っていれば安くなるわけです。
んが、そんなことしてたら誰かに取られるので、悠長なことはしてられません。

また場札には、特定の場札をそろえていれば勝利点が加算されるものもありますので、そういうものも狙う必要があるわけです。

とは言うものの、筆者がそろえようとしていた場札のシリーズがなかなか出ず。
ですので、それは見切りを付け、本筋である島の制覇を目指します。

とにかく物量だと、拠点を立てたり、大量の部隊駒を派遣したり。
その結果――あれ? 勝ったの誰だっけ。
忘れますた(^^:
筆者が逃げ切ったんだったかなー。


そんなお茶目っぷりを発揮しつつ、21時を迎えましたので重めのゲームをラストのつもりで始めます。
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タイトルは……「グレ……グリ……」
忘れますた( ゚Д゚)

いわゆる拡大再生産もので、タイルを獲得してゆき勝利点を稼ぐというものです。

ただ、獲得の仕方が変わっていて、中央ボードに描かれているすごろくのようなマスに自分の駒とタイルを並べ、一番後方にいる駒から好きなタイルの元へ移動し獲得します。
取ってタイルの位置によってはずっと俺のターンも不可能ではありませんが、タイルはランダムに山札から引かれますし、獲得コストがあるものもあるのでそうはうまくいきません。

またタイルには道や川が描かれているものがあり、それを繋げないと隣接することができないのや、タイル上のミープル駒が隣接していないと配置できないなどいくつか制約もあります。

そして、タイルの中には獲得することで特殊カードが手に入るものもあります。
それにより、一気にアドバンテージを稼ぐ方もおられました。

筆者はタイル獲得に遠くまで移動し過ぎて、なかなか自分の手番か回ってこなかったり、取るタイルの選択をミスしたりと伸び悩み。
確実に勝利点稼ぎを目指していた方が勝たれました。

やはりこういうゲームは堅実さが一番……いえ、やはり一発どかーんとロマンを求めないとね( ゚Д゚)
次する機会があればもっと大胆に行きまっす。

予定より時間がかかったものの、Yさんが「ハゲタカのえじき」をやりたいとのことで、それをラストにボードゲーム会は閉幕となりました。
お疲れ様でした。

他の卓では「コードネーム」や「フレスコ」もやっていたようですね。

というわけで、15日のボードゲームカフェも含めると2連チャンとなりましたが、どちらも充実し、楽しかったです^^
オリジナルゲームの参考にもなりましたしね!

では、次回9月にお会いしましょう。
またのお越しをお待ちしています。
もちろん新規さんも大歓迎-☆

次回開催日は、8月20日土曜日の夜です。

時間は午後17時~21時頃までを予定。
延長の可能性アリ

スターティングゲームは、とくに決まっていません。
遊戯会に、「これがしたい!」というゲームを持ち込んでも大丈夫です。
ボードゲームだけでなく、TCGでも、オリジナルゲームでもいいですよ^^
お時間がありましたら筆者のテストプレイにも付き合っていただけますと嬉しいです^^

初回は無料。
2回目の参加からは会費として200円をいただきます。
会費はゲームの購入など、遊戯会の活動に当てられます。

ただし、ゲームを持って来てくださったり、寄贈をしてくださった方からはいただきません。

見学だけでももちろんOK。
飛び込みも歓迎します。
中学生以下は保護者の同伴が必要です。

カテゴリー「基本事項」と「アクセスマップ」にお目通しをお願いします。
ご質問がありましたら、コメント欄にどうぞ。
良識を守り、みんなで大いに楽しみましょう!

※8月の和歌山ボードゲーム遊戯会は平常通りあります。
    8月20日の土曜日、17時からです。
  よろしくお願いします。


8月15日に1日限定で開催しましたボードゲームカフェ。
当初はお盆休みも終わるしどうかなとハラハラしていましたが、ゲーム会にも来てくださっている皆さまがご来店くださり、無事に営業することができました。
心よりお礼を申し上げます。

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皆さんは楽しい1日になりましたでしょうか。
筆者はスタッフとして機能していませんでしたが、ゲーム達者な方々がインストのお手伝いをしてくださり、大助かりでした。
やっぱりルール説明は、そのゲームをある程度やり込んでいないと難しいですね。
また、しばらくやっていないと忘れていたり(^^;

それでも皆さんがボードゲームをしているのを見させていただいていると、なんだか幸せな気持ちになります。
プレイするのもいいですが、こうして様々なプレイを眺めているのもなかなかおつなものでした。

色々と反省点がありつつも、スタッフとしても楽しめた1日でした。
ありがとうございます!

果たして第3回はあるのかな???


さて、話は変わりまして、今回ボードゲームカフェをするに辺り、やはり本物のボードゲームカフェを体験しないといけないだろうということで、T代表とともに大阪に行ってまいりました。

まず1件目は、「ボードゲーム喫茶デザート*スプーン」さんです。
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こぢんまりとした店舗でしたが、中にはボードゲームがぎっしり!
筆者たちはもう1人のお客さまと早速ゲームをプレイすることに。
面白かったのが、言語依存の無いゲームをおすすめしているということです。

言語依存とは、カードにテキストがいっぱい書いているという感じですが、それが無いというのは例えばイラストで表されているとか、そもそもテキスト表記がいらないというシステムのようなものです。
そこで3~4つほど、時折マスターも混ざりつつ遊ばせていただきました。

やはり感心したのは、マスターの説明のうまさです。
すらすらと言葉が出て、ルールだけでなく要点も教えてくださりました。

すべてのボードゲームを把握されているかは分かりませんが、マスターが選んだものでなく、自分たちが手に取ったゲームでも説明できてしまうのがすごかったです。

続いては2件目「賽翁」さんです。
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落ち着いた感じのお店で、ボードゲームをディスプレイのように配置なされていました。
カウンターではおふたり連れがカードゲームを興じておられ、筆者たちはテーブルについてまず飲み物をば。

そこで頼んだ珈琲がとても美味しかったです。
フレンチローストという焙煎の仕方らしいですが、まろやかで酸味が無く、かと言って淡泊でもない。
とてもこだわりを感じさせる珈琲でした。

このお店では2人でボードゲームをしたのですが、そこでもマスターの説明はスムーズ勝つ丁寧で、とても分かりやすく飲み込めました。

今回のボードゲームカフェ視察で学んだことが多かったですし(生かせなかったですが……)、ボードゲームカフェはゆるやかな感じでいんだという自信も持てました。

また訪れてみたいですね。
今度は泊まりでかな^^

ボードゲームは見聞を広めるごとに面白さが増し、これかも楽しんでいけたらと思います。
もちろん独りでなく、一緒に遊ぶ皆さんと共に。

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