今回は運営スタッフのSさんが遊戯会の模様を書いてくださいました。
9月16日土曜日、第32回和歌山ボードゲーム遊戯会が開催されました。
台風の迫る中、それに負けない熱いゲームが繰り広げられていましたよ!
少し早めの四時半頃からゲームが始まりました。筆者が最初に参加したゲームは21(トゥウェンティー・ワン)。色のサイコロを6個振り、その出目の結果で点数を獲得していくゲームです。
ビンゴ・ゲームのように手元のシートにある出目を出せれば加点されますが、時には低い数字で妥協することも戦略です。スコアをどう稼ぐかという戦術が難しく、またスコアシートも全員が違うものを使用するので各々の一喜一憂があり、とても良くまとまったゲームだと感心しました。
次のゲームはパンデミック! ウイルス感染の危機にプレイヤーたちが協力し、世界を救うことを目指すゲームです!
一回目・二回目のエピデミックカードは上手く躱し、アジア圏の治療薬を完成させてしばらくは安定しているか? …と思いきや、次のエピデミックカードが示したのはロンドン! アウトブレイク間近になったパリに隣接する都市です!
運命を分けたのはその次の感染カード。…なんとロンドン! 即アウトブレイクが発生し、周囲の街にウイルスが撒かれてしまいます。それによってパリもアウトブレイク、連鎖的にウイルスが広がっていきます。
そして二枚目の感染カードは…パリ! 当然アウトブレイクが発生し、ロンドンでも更にアウトブレイク。周辺の地域も当然大量のウィルスに晒され、あっという間にゲームオーバーとなってしまいました。
このゲーム、色々が噛み合わなければやはりクリアは難しい…それだけにクリア出来た時の達成感は一入。あなたも世界を救ってみませんか?
次に立った卓はブラックストーリーズ。出題者によって物語の始まりと終わりだけが提示され、その過程になにがあったのか? を質問で解き明かしていくゲームです。
このブラックストーリーズでは実際に起こった事件が問題になっているということで、ひとまず魔法だとか、超能力だとかを考えなくて良いのでサクサクとクリア出来るか、と思いきやキーワードを見つけられないと中々質問も進まず難しかったです。
しかし、ストーリーが結びついた時にはなるほど、そういうことだったのか! という快感が味わえますね。
難しいようなら、出題者が適宜ヒントを出したりしていけば時間調節も効き、ゲーム会の待ち時間等にも向いた良いゲームですね。派生作品もあるようなので、機会があればまた遊んでみたいです。
次のゲームはクルード。殺人事件の犯人を当てる名作論理ゲームです。今回は6人でのプレイとなりました。
筆者は早い段階で左隣の方のカードをすべて見破ってしまい、ブラフを仕掛けているのも手に取るように分かる、と好条件のスタートを切りましたが最後まで上手く絞りきれず。数手遅れて敗北となりました。
悔しい! 次こそはもっと早く答えに! と思うんですが、中々満足の行くプレイが出来ないですねえ。今度こそは素早く犯人を見つけてみたい!
その後は会に来られた方々がほぼ全員参加となって前述のブラックストーリーズに立ち向かいました。次から次に飛び出す難問、珍問に説明がついていくのが傍目にも楽しかったです!
勝ち負けのあるゲームではないですが、気軽に参加出来る良いゲームですね。みんなで答えに向かって必死に質問を練るのはとてもやりがいがあると感じました。
私が参加していなかった卓では『猫と死体と12人の容疑者』、『グレートウエスタントレイル』『陰陽賽」などがプレイされていたようですよ!
今月は台風の影響もありいつもより人数は少なめの15人ほどでしたが、大変楽しい時間を過ごすことが出来ました!
10月も開催予定ですので、今回天候の都合で来られなかった方も次回お会い出来るのを楽しみにしております!Sさんが書かれている通り、台風の影響を心配してましたが、なんとか無事に開催出来ました。
雨風を心配した和歌山市内の方たちは、カードショップすのめろさんで、心はひとつを合い言葉に、遊戯会別卓を催されたようです。
離れていても、ボードゲームへの想いは繋がっているのですね。
さてさてそれでは今度は10月にお会いしましょう。
また楽しい夜にしたいですね。